ギックリ腰とは、急性の腰痛を指す言葉で、特定の病気を指した言葉ではありません。
突然ひどい腰痛に襲われるものですので、誰にでも起こる可能性があります。
症状
突然の激痛で動けなくなることが一番の特徴です。
腰・背中の重く張ったような痛みが続きます。
原因
ギックリ腰の原因様々ですが、日常の何気ない動作で起きることがあります。
- 重いものを持ち上げたとき
- 前かがみになった時
- 寒い場所で作業をした時
- ゴルフなどスポーツで腰をひねった時 など
また、原因が他の腰の病気であることも考えられます。
肉離れや関節の捻挫、椎間板の損傷などでギックリ腰になる場合もあります。
ギックリ腰の原因は、脊椎周囲の筋肉・関節への急激な負担や、疲労や緊張など様々です。
治療
急激な腰痛に襲われるので、応急措置が必要になります。
まずは安静に、楽な姿勢をとって、腰に負担のかからないように、コルセットや腹巻きなどで腰を支えるのもいいでしょう。
また、内服・外用・物理療法による炎症を引かせる処置を行います。
ギックリ腰になった原因が他の病気である場合もあります。
特に、下肢にもしびれがあったり動かせない、感覚が麻痺している等の神経症状もあった場合は重症の腰椎椎間板ヘルニアなどの可能性があり注意が必要です。
腰の痛みとともに、脚の感覚がしびれて鈍くなっていったような場合は、なるべく姿勢を変えずに、高次医療機関への救急受診も検討しましょう。